ハイグロクロンは、一度の計測で、
最大4096の計測データが回収できます。(高分解能モードでは最大2048)
★ 普通モードで「上書きモード無し」で条件設定した場合
ハイグロクロンは、計測が開始されると、停止させるまで、計測し続けますが、
「上書モード無し」を選択して計測させた場合は、
メモリー容量(4096)がいっぱいになると、つまり、計測開始から4096データ目(4095インターバル目)を過ぎると、
計測はし続けますが、それ以降の記録はメモリーに保存されません。
(ただし、記録は保存されなくても、計測はし続けますので、早めに停止させるようにしてください。)
例えば、下図のように、計測開始から10114インターバル経過後(10115データ目)に、データ回収をした場合、
最初の1データ目から4096データ目までの記録が回収されます。
この例の場合、4097データ目以降も計測し続けていますが、温湿度の記録はされていませんので、
4097データ目から10115データ目までのデータは回収できません。
なお、メモリー容量(4096)がいっぱいになったからといって、その後ご使用できないということはありません。
新たな計測設定をし直せば、同じように最大4096のデータが記録できます。
計測イメージ
ご注意: 計測を停止させなければ、上記のとおり、4097データ目以降も
自動的に停止しませんので、不必要な計測数が増えてしまいます。
製品寿命を短くしないためにも、必要な記録が終わったら、
早めに停止させることをお勧めいたします。
★ 普通モードで「上書きモード有り」で条件設定した場合
メモリー容量(4096)がいっぱいになっても、つまり、計測を開始してから4096データ目を過ぎても、温度を記録し続けます。
ただし、「上書モード有り」を選択していた場合、
メモリー容量(4096)がいっぱいになると、つまり、計測開始から4096データ目(4095インターバル目)を過ぎると、
最初のデータから順次上書され消去されていきます。そのため、エンドレスで計測はできますが、
回収されるデータは、回収した時点から遡って、最大で4096データの直近記録となります。
例えば、下図のように計測開始してから10115データ目でデータ回収をした場合、
その10115データ目から遡って4096データ分、つまり、この例では、
6020データ目から10115データ目までの計8192データが回収できます。
なお、データ回収時に、計測を停止させなければ、
引き続き新しいデータが記録され、また、新たな直近データを回収することが出来ます。
計測イメージ
上の例で、計測間隔を20分で設定していたならば、
データ回収直前までの81900分間(20分×(4096回-1))のデータ、つまり約57日間のデータが回収されます。
仮に、8月17日午前11時40分にデータ回収をしたのであれば、
回収時刻の81900分前である6月22日午後2時40分から8月17日午前11時40分までの
連続データを回収することができます。
※
なお、上書きモードの有り無しに関係なく、開始から4096データ目(高分解能モードの場合2048データ目)になるよりも前、
例えば、下図のように計測開始してから1922データ目で、データ回収をした場合、
最初の1データ目から1922データ目までの計1922データだけの回収となります。
このデータ回収時に停止操作をしなければ、引き続きそれ以上のデータが回収できます。
計測イメージ
上の例で、計測間隔を30分で設定していたならば、
開始から1922データ目(約40日後)にデータした場合、
仮に、計測開始時刻を4月1日午前9時にしていたならば、
データ数1922の約40日間(30分×(1922回-1))の記録が回収されます。