ボタン電池型温度ロガー用 防水キャップDS9720W
◆ サーモクロン専用の防水保護用ゴムキャップ ◆
サーモクロンは、右の写真のように、隙間のような継目があります。
|
| ||||||||
そのため、防水対策をするためには、右上写真で示した隙間(溝)から、浸水させないように、防水性コーキング材(バスコークなど)や
ご利用方法は、予め温度計測条件を専用ソフトで設定した後、右上写真の隙間のある面を隠すように防水キャップを被せるだけです。 ■ ご利用目的例
・ 取り付け方に関して:
被せた防水キャップ内に空気が残らないように、しっかりと空気を押し出してからご利用ください。 ・ 水中使用に関して:
長時間の水中での使用には、防水性能上あまり適していません。 ※ 長時間使用や水圧の大きなところでのご利用は、この防水キャップではなく、 ・ 圧力に関して: 常圧と異なる加圧または減圧のかかる環境でのご使用はお避けください。 ・ 耐久性に関して: 長年繰り返し使用すると、防水キャップのOリング部が磨耗してきますので、使用前は、
■ 価格及び納期
|
《質問1》. 防水キャップを被せることにより、実際の温度と異なる計測値になりませんか?
《質問2》. 専用ホルダーに取り付けた状態でも、防水キャップを被せることは可能ですか?
回答 ホルダーに取付けた状態のサーモクロンに、そのまま防水キャップを被せると、
通常よりも、形状的にしっかり被せることができません。
そのため、防水キャップが脱落しやすく、また浸水しやすくなります。
防水キャップを被せた状態で温度ロガーをぶら下げることが目的であれば、ホルダーの代わりに網袋のようなものに入れて
吊り下げることをお勧めいたします。
止むを得ず、ホルダーと同時使用する場合は、このぺージの一番上の写真のような溝状の隙間から、浸水させないように
防水性コーキング材(バスコークなど)や耐水性のシリコーン系やエポキシ系接着剤で目張りをした上で、防水キャップを被せ、
二重の対策をされることをお勧めします。
ただし、水中でご利用される場合は、目張りしたり、防水キャップをしても、安全とは言えませんので、
水中でのご利用はお勧めしません。
《質問3》. 防水キャップは、サーモクロンのどちらの面側に被せればよいのですか?
回答 サーモクロンは、このぺージの一番上の写真のような溝状の隙間が片面にだけ存在します。
その隙間から浸水させないようにする必要がありますので、その隙間のある面を覆い隠すように装着させてください。
下の絵は、防水キャップを被せた状態を断面で示したものです。
左側の○で示した被せ方が正しく、 右側の×で示した被せ方は誤りです。
《質問4》. 防水キャップを被せるだけで、本当に防水対策として十分ですか?
回答 上記の◆ご注意点◆に書かれていることにご留意していただくことがまず大事です。
その他の注意点として、装着させた防水キャップが何かに押し当てられて、よじれ、
それにより、防水キャップとボタン型ロガーにわずかな隙間が生じてしまうと浸水してしまいます。
特に、防水キャップを被せた状態で、ボタン型ロガーを何かに埋め込むと、ゴム製の防水キャップに偏った力が加わり、
浸水の恐れのある隙間が生じて、故障の原因となります。
※例えば、防水キャップを被せて、土の中に埋め込むと、その押し込む力加減で、防水キャップがよじれたり、
キャップとロガーの間に砂が入り込んだりして、隙間が生じて浸水します。 あるいは土が凍結して、
同じように隙間が生じて浸水してしまうこともあります。
ですので、防水キャップを被せさえすれば万全とは言えませんのでご注意ください。
一番の防水対策は、やはり
他社販売の専用カプセル等に入れてのご利用をお勧めいたします。
《質問5》. 防水キャップを被せたまま、食品の中や土の中に埋め込んで使用しても大丈夫ですか?
回答 ご利用いただけません。
埋め込むことで、よじれて隙間ができて防水性が保てなくなります。
代りに、他社販売の専用カプセルや小さなレトルト袋で防水保護をしてください。
《質問6》. 温湿度ロガーのハイグロクロンに、防水キャップを被せることは可能ですか?
《質問7》. 高温用温度ロガーのスーパーサーモクロンやハイパーサーモクロンに、防水キャップを被せることは可能ですか?
回答 スーパーサーモクロンやハイパーサーモクロンに被せることは、形状的には、可能ですが、
85℃以上の高温で使用すると、外れやすくなるなど、防水効果がなくなりやすいので、
両製品に使用するのは不向きです。