ボタン型温湿度データロガー(ハイグロクロン)

販売 :KNラボラトリーズ

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DS1923-F5#
(↑上の写真は、専用ホルダーに取付けたハイグロクロンです。)

ハイグロクロンは、
超小型温湿度記録計(温湿度ロガー)です。
専用ソフトで、開始日時などを設定すれば、その時刻から開始し、
一定間隔で記録させることができます。
直径が1円玉よりも小さなボタン電池サイズでありながら、
温度センサー、湿度センサー、メモリー、時計
そして電池が内蔵されて
います。

設定した開始日時に計測が開始し、
一定間隔で
温度 湿度 を自動計測します。

  • 配線不要
  • コンパクト
  • 低価格

ハイグロクロンは、従来の温湿度ロガーに比べて、非常に小さく、
今まで設置の難しかったところの温湿度管理も可能です。 また、従来品に比べ、
かなり低価格ですので、多くの設置箇所を必要とする温湿度計測でもコストを抑えてて行うことができます。

 

使い方は、別売の接続ケーブルと専用ソフトを使って、パソコンで計測開始時刻や計測間隔等の記録条件を温湿度ロガー「ハイグロクロン」に設定し、計測したい箇所にそのハイグロクロンを設置して、自動計測をさせます。
計測終了後、再びそのハイグロクロンをパソコンに接続して、記録した温度および湿度データを回収します。回収したデータは、自動的にグラフ表示され、また、Excel等に計測データを移すこともできます。 そして、再び計測条件を設定すれば、繰返し利用できます。

 

 ご使用の流れ

@ 計測条件設定

専用接続ケーブルを介して
パソコンにハイグロクロンを
セットし、開始日時などの
計測条件を入力。

A 設置・計測

ハイグロクロンを
接続ケーブルから
取り外し、

 
測定場所に設置し
自動計測。

 

B 記録を回収

計測終了後、ハイグロクロンを
再び、パソコンに接続して
温度と湿度のデータを回収。

温湿度データロガーでの計測結果
 

※再設定すれば再使用できます

もう少し詳しいご利用の流れは、  こちら をクリックしてご覧ください。

 

 温湿度データロガーの用途例

● 部品倉庫、食品貯蔵庫の温湿度管理

● 自然環境調査

● 住宅環境調査

● 養鶏場、養豚場などの酪農分野

● 各種試験調査研究

● 包装容器内の温湿度記録

● ビニールハウスの中の温湿度記録やきのこ栽培などの農業分野

● 生鮮食品、医薬品、化学品等の保管・貯蔵・輸送温湿度の記録

● 工場、クリーンルーム、博物館、美術館等の環境管理

● 計器類内部の温湿度記録

HYGROCHRON DS1923

 


 超小型 温湿度ロガー『ハイグロクロンの仕様

測定範囲

温度:-20℃〜+80℃  
湿度: 0%RH〜95%RH     ※計測湿度は相対湿度です。


使用可能環境

重要

温度が-20℃〜+80℃以内であり、かつ相対湿度が以下の条件であること。

         ・温度が0℃超〜+50℃の時に、湿度が95%RH以下

         ・温度が50℃超〜60℃の時に、湿度が70%RH以下

         ・温度が60℃超〜70℃の時に、湿度が60%RH以下

         ・温度が70℃超〜80℃の時に、湿度が45%RH以下

         ・温度が-20℃〜0℃の時に、湿度が70%RH以下
     

《注意》 上記以外の温湿度環境でご使用されると故障する原因となります。
     また、次のような環境下でのご使用でも、正確な計測ができないだけではなく、
     湿度センサーの劣化や故障の原因にもなりえます。

      @結露、霜や水濡れのある場所または蒸気の発生する場所。
      A酸・アルカリ・アンモニア等の腐食性ガスや有機溶剤を含んだ雰囲気中。
      B塵埃、塩分、油、薬品、煙の飛散のある場所。
      C常圧でない環境。

表示最小単位
(分解能)

《普通モード時》    温度:0.5℃  湿度:0.6% RH
《高分解能モード時》  温度:0.1℃  湿度:0.1% RH

測定確度(温度)

《普通モード時》     ±0.8℃ (-10℃〜+60℃の温度範囲において温度が一定の時)
《高分解能モード時》  ±0.5℃ (-10℃〜+60℃の温度範囲において温度が一定の時)

測定確度(湿度)

±5%RH (温度25℃、湿度20%RH〜80%RHの時)

時 間 精 度

平均月差3分以内(温度25℃の時)
     ※時刻調整は、計測予約設定時にパソコンの内蔵時計と同じ時刻に自動修正されます。

測定開始時刻設定

3分後以降であれば任意の開始日時が選択可能

計測記憶数
(記録可能計測数

《普通モード時》    温度・湿度 各4096データ
《高分解能モード時》 温度・湿度 各2048データ

 * 計測記憶数とは、1度の計測で、記録できる最大データ数であり、製品寿命とは関係しません。
   製品寿命がある限り、設定し直せば、繰り返し新たな計測が可能です。

測 定 間 隔

1秒2秒3秒…30秒、1分 2分 3分 … 180分 の210通りの中から選択 (一定間隔)

   《注記》 1分間隔未満での設定は、特別な計測を除き、お勧めいたしません。
       その理由は、 こちらをクリックしてご参照ください

一度の計測における
 最長の
連続計測期間

上記『計測記憶数』に上記『測定間隔』を乗じた時間が最長の連続計測期間となります。

 例えば、普通モードで5分毎に計測した場合、最長14日間。
         普通モードで30分毎に計測した場合、最長85日間。
         高分解能モードで1分毎に計測した場合、最長1.4日間。
         高分解能モードで5分毎に計測した場合、最長7日間。

(注記) 最長の連続計測期間を使用したら、製品を二度と使えなくなるわけではありません。
     製品寿命がある限り、 設定し直せば、繰り返し何度でも計測が可能です。

     上書き設定にすることにより、計測開始からの記録ではなく、
     計測停止直前の上記『計測記憶数』の期間だけを回収することも可能。

温度応答速度
   (目安)
 
 
     
    
   
  

ゆっくりとした温度変化には正確な温度を記録できますが、
下記参考例のように急激な変化には、変化後の温度に到達するのに時間がかかります。
   

【急激な温度変化の参考例】

・ 雰囲気温度が、15℃から“1秒後に” 60℃に変化した場合、
  約3分後に55℃と認識し、最終的に60℃と記録できるのは、約5分後。

・ 雰囲気温度が、5℃から“1秒後に” 25℃に変化した場合、
  約18分後に23℃と認識し、最終的に25℃と記録できるのは、約30分後。

    * 上記参考例は、保証値ではありません。 
     温度変化の速度や上昇下降の違い、および測定する温度帯によって、かなり異なりますので、
     上記参考例は、応答速度の目安としてご参考にしてください。

湿度センサー 高分子静電容量式(交換不可)  

使用可能な
最大累積計測数
延べ計測可能数

400,000以上。
 ただし、高分解能モードで使用すると、延べ計測可能数が5分の1に減少します。

          《注記》 製造後に実施した性能試験のため、ご購入時には累積計測数が既に数千〜数万回となっています。
            この『未使用時の累積計測数』は製品寿命に影響しないカウント数のため、
            実際の使用可能な最大累積計測数は、この『未使用時の累積計測数』を加算した回数となります。

  ※ 最大累積計測数を超えた後のご使用はお避けください。

製品寿命(目安)

上欄の最大累積計測数を超えない限り、購入後約3年 

 ※ただし、上記数値は製品寿命の保証期間を示すものではありません。
   製品寿命は使用条件により大幅に変動します。特に50℃以上の高温域での使用は、内蔵電池が著しく消耗します。

電  源

3Xリチウム金属電池1個内蔵    ※電池寿命: 製品購入後約3年(使用・保管環境により異なる)

 (※)電池の寿命に到達した場合は、記録されたデータは消失します。《電池交換や充電は不可》

外形寸法・重量

[直径]約17mm × [厚さ]約6mm、[重さ]約3.3g

  DS1923  

外装材質 ステンレス(SUS305)
航空機搭載可能基準

米国航空無線技術委員会による航空機搭載品の環境試験規格であるRTCA DO160に適合
      ※内蔵のボタン型電池は国連勧告輸送試験UN38.3に適合

PCとの通信方法

USB接続 (別売の専用USB接続ケーブルを使用)

対応ソフトウエア
および
その対応OS

RhManager(RHマネジャー)   日本語版 と 英語版 あり 

Windows 10 / 8.1 / 8

オプション(別売品)

専用プラスチック製ホルダー、 専用ソフトウエア、 専用ケーブル

*製品の仕様および価格は予告なく変更する場合がございます。

 

 温湿度ロガー「ハイグロクロン」の価格            DS1923-F5

 

              直販価格(: 1個17,500円(税別)    [ この製品は現在取扱いはしておりません ]

 

          ≪ご注意≫ 「ハイグロクロン」を使用するには、専用ソフトおよび
                      別売品のUSB接続ケーブル が少なくとも1本 別途必要です。
       

 

                   ■ 壁掛け等に便利な別売品の専用ホルダーが必要な場合は、追加品として
                          ホルダー1個につき200円(税別)でお求めいただけます。

                                    

 

 

 

 

 


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発売:KNラボラトリーズ

 

 
 

 専用ホルダー #9093A    直販価格( : 1個 200円(税別)

 フック用
 の穴径: 6mm

専用のプラスチック製ホルダーです。
ホルダーに取り付けることにより、フック等を利用して
壁面に吊り下げたり、ひもで吊るしたりするのに便利です。
また、ホルダーを取付けておくことにより、
接続ケーブルへのハイグロクロンの着脱が比較的容易に行えます。
           (必須品ではありません。)

 <ご注意>いったんハイグロクロンをホルダーに取り付けると
      簡単には取り外しできません。 取り外す場合は、
      ペンチ等でホルダーを切って取り外すことになります。

      ※ ハイグロクロンをホルダーに取付けた状態でも、
          専用接続ケーブルに
そのまま接続できます。

 ハイグロクロンを
    取り付けたホルダー

 ホルダーをハイグロクロンに取り付けるには、電子レンジまたは熱湯が必要です。 




(※) 記載の価格は、弊社から直接ご購入いただいた場合の直接販売価格です。 
    販売店等を通じてご購入される場合は、記載の価格より高くなりますのでご了承ください。 
    また、価格は予告なしに変更する場合がございます。

         送料は、商品総額(税別)が8,500円以上の場合は、原則弊社が負担いたします。

 


◆ 仕様および価格は予告なしに変更する場合がございます。



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KNラボラトリーズ DS1923-F5#-2020-8 Revised
 

 

ハイグロクロン関連のFAQよくある質問

 

超小型温湿度ロガー『ハイグロクロン』に関連したお問い合わせの多い項目と回答をご案内します。

■ ハイグロクロンの仕様について

■ ハイグロクロンの使い方について

■ 専用USB接続ケーブルについて

■ ソフトについて

■ 購入後によくあるお問い合わせ

■ その他

 

 

 

発売:KNラボラトリーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ご購入後に よくあるお問い合わせ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




温湿度データロガー『ハイグロクロン』の仕様について



1. 普通モードと高分解能モードとは? その違いは?

 温湿度データロガー『ハイグロクロン』を自動計測させるに、専用ソフトを使って、事前に
 計測条件を設定する必要があります。 その条件の一つに
 表示最小単位(分解能)を選ぶ項目があり、そこでは
 <普通モード>と<高分解能モード>のいずれか一方を選択することになります。
 普通モードを選択すると、表示最小単位は、温度では0.5℃、湿度では0.6%RHとなり、
 高分解能モードを選択すると、表示最小単位は、温度では0.1℃、湿度では0.1%RHとなります。
 また、高分解能モードの場合、計測記憶数が普通モードより半減します。(次項参照)

   <注記> 通常は、<普通モード>でご使用ください。
         <高分解能モード>で使用すると使用可能な延べ記録数が、約5分の1に減少し、
         製品寿命が著しく短くなります。



 


 

2. 一回(一度)の計測における計測記憶数とは?

 温湿度ロガー『ハイグロクロン』は、温度と湿度を自動サンプリングし、その温度と湿度の値を最大で
 それぞれ4096個(温度4096データ、湿度4096データ)まで記憶保持しておくことができます。
 このメモリー数の4096を、計測記憶数と呼んでいます。

 例えば、
 10分間隔で計測でさせた場合、『 10分間×4095個 』 の連続した温度記録、
 つまり、最長で40950分間(約28日間)の連続した温湿度の記録を、

 1回の計測で記録させることができます。


 ただし、高分解能モードにして計測させた場合は、計測記憶数が半減し、
 2048データとなります。

              ※ 詳しくはこちらをご覧下さい。

 

    ≪注記≫ ご使用後にパソコンで再設定すれば、
           使用したその記録データが自動消去され、新たな計測が可能となります。

           つまり、この計測記憶数をすべて記録したからといって、
           その後は使えなくないということはありません。

 

 

 

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3. 一度計測させ、データ回収すると、二度と使用できないのですか?

 計測終了後に、再度計測条件を設定しなおせば、前の計測データが自動的に消去され、
 製品寿命が尽きるまで、何度も繰返しご利用いただます。


 

 

4. ハイグロクロンを希望する日時に計測を開始させることができますか?

  可能です。 専用ソフトで計測条件設定するときに、「計測開始日時」の
  欄がありますので、そこに希望される日時(年月日・時刻)を指定できます。

            ※ 記録される日時(年月日・時刻)は、設定したパソコンが基準になります。

 

     ご注意: 計測条件設定時に、上書きモード「あり」で設定した場合、
        計測記憶数を超えたときに計測開始直後のデータから上書きされ、
        計測後に回収したデータの開始日時が、設定した計測開始日時にならない場合があります。  

 

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5. 計測中(計測終了前)でも途中までの温度履歴を確認できますか?

  可能です。パソコンに繋げることにより、計測を終わらせることなく、それまでの記録データを
  回収して、確認することができます。 
  なお、その時に停止さえさせなければ、計測は途切れることなく継続されます。
  また、回収した期間のデータがハイグロクロンから消失することもありません。

   ただし、1分間隔未満のインターバル(計測間隔)で計測させている場合は、
  計測を終わらせない限り、データを見る(回収する)ことはできません。 なお、
  いったん、停止させると、その計測を終了させてことになりますので、
  計測を再開させることはできません。 その場合は、再設定して、最初から、
  計測しなおすことになります。

 

 

6. ハイグロクロンをパソコン・接続ケーブルから切り離して使用できますか?

  はい。ハイグロクロンを接続ケーブルを介してパソコンに繋げるのは、
  計測前の計測条件設定時と、計測後のデータを回収する時だけです。 
  実際に温湿度測定する時は、接続ケーブルに付けたままではなく、
  ハイグロクロンだけを測定する箇所に設置して下さい。 一切の配線は必要ありません。

 

 

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7. 何年間使用できますか? 交換時期の目安は?

   温湿度ロガー『ハイグロクロン』は、通常の温度環境であれば、ご購入後約3年はご利用いただけます。
   しかし、
       35℃〜50℃の温度環境で使用したことがあれば、ご購入後約2年でご利用できなくなる場合があり、
       50℃〜60℃の温度環境で使用したことがあれば、ご購入後約1年でご利用できなくなる場合があり、
       60℃を超える温度環境で使用したことがあれば、ご購入後半年以内にご利用できなくなる場合もあります。

   ただし、その寿命の時期を事前に知らせる機能は付いておりませんので、
   ご購入から上述の年数が近づいたら、早めに新しいハイグロクロンをお求めいただくことをお勧めいたします。

 

    <ご注意1>
        最大累積計測数(延べ計測可能数)を越えた場合は、上記の年数よりも早く使用できなくなる場合があります。

        例えば、(25℃の環境下で)ご購入後すぐに               
        普通モードで測定間隔を5分間にして、毎日24時間連続計測しても、最大累積計測数を超えないため、3年間のご利用は可能ですが、               
        普通モードで測定間隔を1分間にして、毎日24時間連続計測した場合、1年未満で最大累積計測数を超えるため、1年もご利用できません。

    <ご注意2>
        計測途中で、製品寿命となった場合は、
        その途中までの記録されたデータは回収することができません。

 

 

 



8.  一回の計測で、最長で何日ほど記録できますか?

  設定される記録間隔(インターバル)によって、その期間は変わります。
  温湿度データロガー『ハイグロクロン』の最大メモリ数は4096です。この最大メモリ数に記録間隔を乗じた期間が
  一度に計測できる最長の記録期間となります。  
  ただし、高分解能モードで計測させる場合は、最大メモリ数は2048です。

  例えば、普通モードの場合、記録間隔を5分間で設定すると、
  [5分×(4096-1)=20475分]、つまり、最長で約341時間(約2週間)までの連続した記録が取れます。
  記録間隔を1時間と設定した場合では、同様に計算して、最長で約24週間ほど記録させることができます。 

         ※ 実際には、上記の計算は不要です。 専用ソフトウエアで、計測間隔を入力すれば、
         自動的に、 記録可能期間が表示されます。 
 

  <ご注意> 最長の記録をさせたからと言って、2度と使用できないわけではありません。
         新たな計測条件を設定しなおせば、繰り返しご使用いただけます。

 


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9. 電池の交換はできますか?

  内蔵電池の交換はできません。電池を充電することもできません。
  電池切れの場合は、恐れ入りますが新しいハイグロクロンをお求めください。

 

 



10. 地面に落としたりしたら壊れますか?

  ハイグクロンの外装の材質は金属製で、多少の力を加えても、
  簡単に変形することは外見上ありません。
  しかし、ハイグロクロンは、センサーや電池等が内部回路に組み込まれた電子製品ですので、
  落下の衝撃で、すぐに壊れることはないにしても、
  内蔵部品の結合部が緩んで、将来の故障につながることもあります。
  したがいまして、外装は頑丈ですが、通常の電子計器と同じように、
  落としたりしないようお扱い下さい。

 





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11. 専用ホルダーを取付けないと、ハイグロクロンは使用できないのですか?

  温湿度計測する上では、絶対に必要なものではありません。
  ハイグロクロンはボタン電池のようにとても小さいので、ホルダーがあれば何かと便利ですし、また、
  条件設定やデータの回収時に接続ケーブルに差し込んだり取り外したりするときに、
  ホルダーを付けていたほうが取り扱いが容易です。
  なお、ホルダーをいったんハイグロクロンに付けると取り外すことはできません。

             ※ ホルダーに取り付けたままの状態でも、接続ケーブルへの差込みは可能です。



 


 

12. ハイグロクロンの湿度センサー部はどの箇所にありますか?

  ハイグロクロンの片面(表面)に、直径1.27mmの穴があります。 それが通気孔となり、
  内部の湿度センサーで湿度が検知できる構造となっています。
  なお、その通気孔の部分には、水蒸気透過性(透湿性)の白色の特殊なフィルム(膜)が
  貼られており、ハイグロクロン内部に、水や埃が入りにくくい構造となっております。
                          (注記: 防水機能はありません

        

    注記: 白色の通気孔部が、水や埃で塞がれると正しい湿度計測ができません。
        

  

 

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13. 固有の個別識別番号が各ハイグロクロンにありますか?

 16桁の固有のID番号がそれぞれに付加されており、
 ハイグロクロンの裏面にレーザーで刻印されています。
 小さな文字ですが、それを目視で確認可能です。
 また、使用するソフトの画面上でも、それを確認することはできます。

     注記: もし、ハイグロクロンに専用ホルダーに取付けた場合は、その裏面が隠れるので
         取付け後は、そのID番号はソフト上でしか確認できません。

      

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14. ハイグロクロンの日時調整・設定は行えますか?

 ハイグロクロンを、専用ソフトで計測条件設定をすると、同時に
 そのパソコンの内蔵カレンダー・時刻と同じになるように、
 ハイグロクロンの内蔵カレンダー・時刻が自動修正されます。

  ご注意: 使用するパソコンの日付・時刻が正しくない場合は、
       設定するハイグロクロンも、その誤った日時に調整されてしまいます。

 

 

 

15. 露点温度は計測できないのですか?

 ハイグロクロンに内蔵されているセンサーは、温度センサーと湿度センサーのみですので、
 計測することができるのは、温度と相対湿度のみです。

 ただし、専用ソフトのRhManager(バージョン2.06以降)では、その温度と湿度の両値を元に、
 JIS Z-8806に記載されているSonntagの式を用いて、各時刻の露点温度をExcelの表で出力させることが可能です。
 ただし、その算出される露点温度は、標準気圧(1013.25hPa)の環境において通常の空気の温度湿度を計測したものと想定していますので、
 大気圧と異なる場所や、通常の空気と異なる気体で計測していた場合は、表示される露点温度は正しくありません。
 なお、Microsoft社のエクセル(Excel 2010/2013/2016/2019)をインストールしていないパソコンではご利用いただけません。

 


 

 

 

16. 累積計測数(延べ計測数)とは、どういう意味ですか?

  ハイグロクロンは、一定の計測間隔(インターバル)ごとに、温湿度を計測し、記録する仕組みとなっています。
 その1回の計測間隔を、「計測数1回」とし、それを積み重ねた計測数の合計を「累積計測数」あるいは「延べ計測数」と呼んでいます。
 自動車でいうところのオドメータで示されている「累計の総走行距離」のようなもので、
 ハイグロクロンを過去にどれだけ使用したかを示す一つの指標です。
 そのため、その数値をリセットしてゼロにすることはできません。
 なお、「記録可能計測数の4096(高分解能モード時は2048)」とは関係ありません。

      【注記】ご購入時の累積計測数の初期値はゼロではありません。詳しくは別項をご参照ください。


 ハイグロクロンは、その累積計測数(延べ計測数)が、
 普通モードで使用していた場合、40万回(40万インターバル)を越えると、内蔵電池の残量がたとえ十分あっても、その後は使用できなくなる可能性があります。
 (高分解能モードで使用した場合には、8万回(8万インターバル)を越えると、使用できなくなる可能性があります。)

 仮に、標準モードで計測間隔を1分とし、上書きモード有りして、一度も停止させずに連続で計測させ続けた場合でも、その40万分回に到達するのは、約6,667時間(約278日)後となります。

 

    ※「累積計測数」は、ハイグロクロンをパソコンに接続して、専用ソフトのRhManagerで確認できます。

 

 

 

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17. 暑さ指数(WBGT 値)は、計測できないのですか?

 ハイグロクロンに内蔵されているセンサーは、温度センサーと湿度センサーのみですので、
 黒球温度計を必要とするWBGT(暑さ指数)は、計測することができませんが、

 日射の影響を受けない室内のWBGT(暑さ指数)であれば、

 専用ソフトのRhManager(バージョン2.08以降)を利用して、その温度と湿度の両値を元に、
 各時刻のWBGT(暑さ指数)をExcelの表で出力させることが可能です。

 その算出されるWBGT(暑さ指数)は、日本気象学会の「日常生活における熱 中症予防指針」(Ver.1,2007年)の
 「図1. WBGTと気温、湿度の関係」をもとに、 ハイグロクロンで記録した温度と湿度から算出されます。(輻射熱の影響は考慮していません。)

 ただし、Microsoft社のエクセル(Excel 2010/2013/2016/2019)をインストールしていないパソコンではご利用いただけませんのでご注意ください。

 

 

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18. 1分間隔未満での計測は、お勧めでないと、製品仕様には書かれていますが、それは、どのような理由からですか?

 ハイグロクロンは、≪使用可能な最大累積計測数≫に到達すると、それ以後ご利用頂けなくなります。

 そのため、極端に短い測定間隔(インターバル)での計測を
 繰返してご利用されると、≪使用可能な最大累積計測数≫にすぐに到達して、
 使えなくなってしまいます。

 たとえば、普通モードで1分間隔で計測させた場合、
 延べ6,667時間(1分間×40万回)、つまり、延べ277日で、
 ≪使用可能な最大累積計測数≫にすぐに到達します。

 しかし、1秒間隔で計測させてしまいますと、
 延べ111時間(1秒間×40万回)、つまり、わずか延べ4.6日で、
 ≪使用可能な最大累積計測数≫で到達してしまいます。

 特に高分解能モードで使用すると、≪使用可能な最大累積計測数≫が
 普通モードに比べ、5分の1以下となるため、
 さらに短い寿命となります。

 ですので、短い計測間隔で記録させる必要性がなければ、
 無用な記録数を増やさないために、
 そのような1分間隔未満の計測は、お勧めいたしておりません。

 

 《補足》 計測間隔を短くすればするほど、温湿度応答性(温湿度追従性)が良くなると誤解される方がいらっしゃいますが
      計測間隔と応答速度は関係いたしません。
      計測間隔を短くしても、応答速度は変わりません。

 

 

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温湿度ロガー『ハイグロクロン』の使い方について

 

1. 使用にあたって特に注意すべきことは?

 ハイグロクロンの片面(表面)に、直径1mmの白色の窪みがあります。(別項参照)
 そこが、内部の湿度センサーに通じる通気孔となりますので、決して塞がないようにして下さい。 

  直射日光等に当たらないように設置してください。直射日光により、金属でできた当製品が熱を
 持ってしまうため、正しい温度が計測できません。 (別項参照)

   温度が50℃を越える環境では、相対湿度が95%以下の場合でも、故障する場合があります。
  詳細は、製品仕様の『使用可能環境』の欄をご覧ください。

 



2. 屋外での使用は可能ですか?

 防水機能はありませんので、雨や雪などのかからず結露が発生しない場所であれば、ご利用いただけます。
 ただし、排気ガスや粉塵・埃の多い場所でのご使用は、
 湿度センサーを保護しているフィルターが目詰まりしますので、お勧めできません。

 また、屋外の『気温』を計測する目的であれば、直射日光等が当たらないようにする必要があります。 

 直射日光があたると、金属製のハイグロクロン自体が温められて、
 正確な『気温』が測れません。 (夏の炎天下では60℃を越える温度を記録することもあります。)

  一般的な外気の温度湿度計測は、
 直射日光を当てず、照り返しもなく、雨や雪のかからない、風通しの良いところに設置することをお勧めします。 
 "理想"は、百葉箱や通風シェルターの中に入れて、計測することが望ましいです。

 

 

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3.  水濡れや結露のある環境で使用できますか?

 温湿度ロガー『ハイグロクロン』は、防水・防滴機能はなく、
  水濡れの恐れのある場所や、あるいは結露、霜、蒸気等の発生する場所でのご利用はできません。

  ハイグロクロンの片面(表面)には、通気孔が一箇所あります。
  その通気孔を通じて入ってきた空気の湿度を、内部の湿度センサーが検知する構造となっています。
  もし、その孔に水滴が付着した場合は、すぐに乾いた布でやさしく吸い取ってください。 そのまま放置すると
  その孔を塞がれて正しい計測できないだけではなく、内部に浸水して故障の原因となります。

  ※ 注記: ハイグロクロンは、高温多湿の環境でのご利用もできません。
         詳しくは、製品仕様の『使用可能環境欄』をご参照ください。

 

 

 

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4. トラック荷台の温湿度管理に利用できますか?

 ご利用いただけます。 通常の車両の振動程度で、故障することはございません。 

 

 

 



5. 水分量(含水率)を計測できますか?

 計測できません。 このハイグロクロンは空気中の相対湿度を計測します。 
 ある材質(固体や粉体)に含まれている湿りぐあいを計測するものではありません。


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6. 旅客機には、リチウム金属電池の搭載が禁止されていますが、
          
その電池を内蔵したハイグロクロンは旅客機で輸送することはできないのですか?

 可能です。

 確かに、IATA(国際航空運送協会)が2015年1月1日発効した危険物規則書56版では、
 乗客を乗せる旅客機には、リチウム金属電池の航空輸送を禁止しています。   
 しかし、それはあくまでも、「リチウム金属電池」そのものを輸送する場合に限って禁止したものであり、
 「リチウム金属電池を内蔵した電子機器」までは禁止していません。   
 つまり、ハイグロクロンは、「リチウム金属電池」そのものではなく、
 「リチウム金属電池を内蔵した電子機器」に該当しますので、旅客機での輸送は可能です。

 ですので、当製品が「ボタン電池」の形状に似ているからといって、
 航空会社に、当製品のことを「ボタン電池」であると、誤って申告しないようにしてください。
 電池そのものと見なされて、許可されませんのでご注意ください。

 ちなみに、その内蔵されている電池は、Panasonic社の型番BR1225Aです。
 もし、航空会社より、その電池について尋ねられた場合は、次のことをお伝えください。

   (1) 内蔵されている電池は、ボタン電池(Panasonic製 コイン形リチウム電池 型番BR1225A)であること。
    (2) 機器(ハイグロクロン)に内蔵されている電池の数が1個であること。
   (3) 内蔵電池は、ボタン型電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (4) 内蔵電池は、リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。
   (5) 内蔵電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (6) 内蔵電池は、国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の各試験要件に適合していること。
   (7) この電池は、機器(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。
   (8) 内蔵電池は、IATA危険物規則の包装基準PI970 SectionUに該当すること。(Section I ではありません)

    《ご注意》 誤って、「電池は機器と同梱している」と申告すると、 許可されません。
           必ず、「電池は機器に内蔵している」と申告してください。

 

 なお、上記のように、包装基準がPI970 SectionUの場合は

  @ リチウム電池輸送書類の添付、
  A リチウム電池取扱いラベルの貼付け、
  B 航空貨物運送状(AirWaybill)に「Lithium metal batteries in compliance with Section U of PI970」の記載

  が、IATAの危険物規則で義務づけられています
が、

 しかし この製品には、コイン電池(ボタン電池)が1個だけしか入っていないため、
 上記@とAの、そのような危険物申告やラベル貼付けは必要はありません。
 上記Bに関しても、航空貨物運送状(AirWaybill)に、そのような記載はしないでください。

     ※電池の種類がボタン電池で、それが1個しか入っていない製品は、そもそもIATAの規則上は、危険物扱いにはならないはずです。

 

      ※ 動作中(温湿度計測中)のハイグロクロンを旅客機で運ぶ場合は、次項もご参照ください。

 

 

 

 

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7. 航空機に、動作中(温度記録中)のハイグロクロンを載せても大丈夫ですか?

 ハイグロクロンには、水晶発信回路など微弱電波を発する部品は組み込まれていません。 
 米国のFCC(連邦通信委員会)および欧州のEMC指令の電磁適合性(EMC)試験にも
 合格していますので、航空機の機体に電磁波障害を引き起こすようなことはございません。
 安心してご利用いただけます。
 また、電磁波放射レベルが、米国航空無線技術委員会による航空機搭載品の環境試験規格である
 『RTCA DO160 Section21 Category H』にも適合していることを確認しています。

   ※ 日本航空(JAL)をご利用される場合は、JALの航空機搭載可能基準である
    RTCA DO160 Section21の所定のCategoryに適合していることを証明する書類の提出を、

    JALから求められることがあります。

    もし、求められた場合は、当製品が【 株式会社KNラボラトリーズの Hygrochron (品番1923) 】であることと、
    JALの使用許可の承認を既に得ていることをJALにお伝えください。
    既に承認済みであることが確認できれば、新たに証明書類等の提出を求められることはありません。
 

   ※ 全日空(ANA)をご利用される場合は、搭載可能なデータロガーであることを確認するため
    JALと同様に、RTCA DO160に適合していることを証明する書類などの提出を求められることがあります。

    もし、求められた場合は、当製品が【 KN Laboratories, Inc.のハイグロクロン 】であることと、
    全日空の確認済み電子機器リストに載っており、輸送許可済みのデータロガーであることをお伝えください。
    許可済みの場合、証明書類等の提出は免除されます。

   ※ 中国国際航空(エアチャイナ)をご利用される場合は、搭載可能なデータロガーであることを確認するため
    JALと同様に、RTCA DO160に適合していることを証明する書類などの提出を求められることがあります。

    もし、求められた場合は、当製品がボタン電池で動作するデータロガーであることをお伝えください。
    ボタン電池で動作する電子機器は、事前承認手続きなしで、航空機の貨物室への搭載が可能です。
    (注記:中国国際航空の上記規定は、将来変更になることもあります。)

 

 

 

 

 

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8. 船舶で、リチウム金属電池を内蔵したハイグロクロンを海上輸送することは可能ですか?

 可能です。

 リチウム金属電池(UIN3091)は、国連勧告で危険物に該当します。 

 しかし、国際海上危険物規則(IMDG Code)の特別規定188(SP188)に掲げられた要件を満たしているため、
 危険物に該当しないことになっています。

 もし、船舶会社より、その電池について尋ねられた場合は、次のことをお伝えください。(下記内容でSP188の要件を満たしていることが分かります。)

   (1) 内蔵されている電池は、ボタン電池(Panasonic製 コイン形リチウム電池 型番BR1225A)であること。
   (2) リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。

   (3) 電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (4) 国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の各試験要件に適合していること。(IMG code 2.9.4.1に適合)
   (5) ボタン型単電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (6) 装置(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。
   (7) 電池は損傷や短絡から保護されており、装置(ハイグロクロン)は作動しても危険な発熱を引起すことがないこと。
   (8) 機器に内蔵されている電池の数が1個であること。
   (9) ISO9001認定工場で、品質管理プログラムの下で製造されていること。(IMG code 2.9.4.5に適合)

 

 なお、ハイグロクロンは、ボタン電池の形状に似ているため、電池そのものと思われている方がいらっしゃいますが、
 船会社に、ハイグロクロンのことを、誤ってボタン電池として申告しないようにご注意ください。 

 

 また、ハイグロクロンに内蔵されている電池(Panasonic社の型番BR1225A)の
 「UN manual of tests and criteria, Part III, sub-section 38.3」
 の試験結果要約(テストサマリー)を船会社様から要求された場合は、お渡しいたしますので、 <お問合せフォーム>からご請求ください。

    ※その際は、『ハイグロクロンのテストサマリー』ではなく、『電池の型番BR1225Aのテストサマリー』と明記してご要求ください。
 

 

 

 

 

9. 電子レンジの中に入れても大丈夫ですか?

 残念ながら、そのような電磁波がどのような影響を及ぼすかの試験をしておりません。
 そのため、計測データの信頼性とは別に、故障となることも考えられますので、
 ご使用にはならないでください。
 

 

 

 

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10. 工場内の温湿度を記録する場合は、どのあたりにハイグロクロンを設置したらいいですか?
   その必要個数は、いくつになりますか?

 設置箇所とその必要個数は、計測する目的によって、ご判断いただく必要があります。

 同じ工場内でも、例えば、天井近くと床面近くでは、温湿度はかなり異なります。
 冷暖房装置や熱を発生する装置等があれば、その近くと離れた場所でも異なりますし、窓際近くやそうでない場所でも当然異なります。
 温湿度ロガー『ハイグロクロン』は、置かれた箇所の雰囲気温度と湿度を記録します。
 決してその工場内全体の平均を記録するわけではありません。
 どこに設置すべきかというよりは、室内のどの箇所の温湿度を調べたいかを
 よくご検討されてから、その位置に設置してください。

 もう一つのご質問の必要個数については、したがいまして、
 その工場内で調べたい箇所の数が、最低必要個数となります。
 

 

 

 

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11. 温度がマイナス20℃を下回ると故障しますか?

 湿度が50%RH以下で、温度がマイナス30℃以上であれば、故障しない可能性もないとは言い切れませんが、
 基本的に、マイナス20℃を下回る環境でのご使用は、動作保証外であり、
 故障する可能性が十分ありますので、そのご利用はお避け下さい。

 

 

 

 

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12. 湿度が95%RHを越えると故障しますか?

 湿度が95%RHを超えた場合でも、温度が0℃〜50℃の範囲内であれば、故障しない可能性もないとは言い切れませんが、
 基本的に、湿度が95%RHを超える環境でのご使用は、動作保証外であり、
 故障する可能性が十分ありますので、そのご利用はお避け下さい。

 

 

 

 

 

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13. 常圧でない場所では使用できないのですか?

 航空機の貨物室のように
 約0.8気圧程度であれば、故障することも、湿度精度が悪くなることもありません。

 ただし、真空装置や高圧器を使って、過度に陰圧や加圧状態にすると故障いたしますので
 ご注意ください。

 

 

 

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14. 磁石に近づけてたら故障しますか?

 通常の磁石であれば、ハイグロクロンに近づけても、故障することも、計測温度の値に異常が出ることはございません。

 

 

 

 

 

 

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15. 使用中(計測中)に、本当に計測しているかを確かめる方法はありますか?

 もう一度パソコンにつなげて、専用ソフトの画面の右上あたりを見ることで確認できます。
 動作していれば(計測中であれば)、【 記録中 】という表示になっているはずです。

 もしも、動作していないのであれば、その表示は【 記録中 】ではなく、【 停止中 】と表示されています。

 ちなみに、その【 記録中 】や【 停止中 】の表示以外に、
 【 計測待機中 】や【 計測中(非記録)】というステータス表示もあります。

 【 計測待機中 】の表示は、設定した計測開始日時になっていないために、測定が開始されていないことを意味しています。

 【 計測中(非記録)】の表示は、動作(計測)はしていますが、メモリーが一杯となって、記録を停止している状態を表しています。
  その【 計測中(非記録)】の表示が出ている場合は、速やかに停止操作を行って、無意味な動作を止めてください。

 

   ※ 計測途中でも、停止させることなく、途中までのデータを回収することは例外を除き可能ですので、
    その計測中にデータ回収を行なっても、
    実際に計測中であることが確認できます。
    その方法ついては、別項をご覧下さい。

 

 

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16. ある湿度や温度より下回ったり超えたりした時にメールで知らせるようにできませんか?

 残念ながら、当製品は、そのような機能はございません。 

 ただし、サーバ室の温湿度監視用として
 温度または湿度の異常時に、メールで知らせる方法はございます。  詳しくは、サーバ室の温湿度監視ページをご覧ください。 

 

 

 

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17. 表面温度を測ることができますか?

 ハイグロクロンは、小さな金属缶(内部が空間)のようなものであり、
 その内部空間の中にセンサーがあります。外表面に温度センサーは出ていません。
 つまり、接触させた対象物の表面温度を正確に測定することは、通常は難しいと思います。
 体温計を顔の額に当てても、正確な体温が測れないのと同じです。
 ハイグロクロンでは、本体内部に伝わってきた温度 つまり周囲温度(雰囲気温度)が記録されることになります。 

 

 

 

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17. 計測途中に、停止させることなく、それまでの記録データ(途中データ)を、見ることはできますか?

 測定間隔を1分間未満で計測させていないのであれば、何度でも可能です。

 データ回収の操作を行った際に、『測定を停止しますか?』の問いかけ画面が出ますので、
 そこで、いいえを選択して、計測停止をしないでデータ回収を行えば、
 途中データがパソコンに読み込めます。 

    《注記》 ハイグロクロンから途中データをパソコンに何度取り込んでも、
         ハイグロクロンから
         その回収したデータが消去されるわけではありません。
         つまり、計測途中にデータを吸い上げても吸い上げなくても、ハイグロクロンに記録されているデータは、何も変わりはありません。

           ※ ハイグロクロンに記録されているデータが消去されるのは、
             ハイグロクロンからデータを吸い上げた時ではなく、
             ハイグロクロンに、新たな計測条件設定を行った時だけです。

     

     

     

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    専用USB接続ケーブルについて

     

    1. ハイグロクロンを専用USB接続ケーブルに取り付けたまま記録させるのですか?

     通常の使用方法では、接続ケーブルから取り外して、計測させます。 取り付けるのは
     計測条件設定する時と、ハイグロクロンから計測データをパソコンに回収する時にだけです。

     

     

     


    2. 複数のパソコンで使用できますか?

     使用できるパソコンの台数に制限はありません。 計測条件設定に使ったパソコンだけでなく、
     別のパソコンに接続ケーブルを取り付けて、ハイグロクロンから計測データを回収することも可能です。

     

     

     

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    3. 設定時に使った専用USB接続ケーブルでなければ、データ回収はできないのですか?

       そのようなことはございません。

       2本以上の専用USBケーブルをお持ちの場合、
       ハイグロクロンの開始設定に使ったケーブルと異なる専用USBケーブルを利用しても、
       ハイグロクロンからデータを回収することは可能です。

     

     

    4. 専用USB接続ケーブルのみを購入できますか?

      ご購入いただけます。 価格は、20,500円(税別)です。
            DS94901402RP

     

     

    5. サーモマネジャーキットやスーパーサーモクロンキットに付属のUSB接続ケーブルを代用できますか?

       はい、ご利用可能です。

       ただし、かなり以前にご購入いただいたサーモマネジャーキットに付属のケーブルの場合、上の写真の形状ではなく、下の写真ように、
         ボタン型ロガーの取付口が2つあるタイプ(旧タイプ)となっていたことがありますので、こちらの注意点をご覧下さい。

       

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    6. サーモクロン や スーパーサーモクロン で使っているUSB接続ケーブルは、このハイグロクロンにも使用できますか?

       はい。USB接続ケーブルはどれも同じものですので、共用可能です。

     

     

     

    7. USBハブを介してISB接続ケーブルを利用することはできますか?

       残念ながら、USBを分岐するための機器・器具を介して接続した場合は、動作保証ができません。

                ※ 市販のUSB延長ケーブルを、USB接続ケーブルに取り付けることは可能です。

     

     

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    8. 複数のハイグロクロンを利用する場合、同じ数の専用USB接続ケーブルを購入する必要がありますか?

       必ずしも必要はありません。

       専用USB接続ケーブルは、利用するハイグロクロンの数に制限はありません。
       ですので、複数のハイグロクロンを使用する場合であっても、
       特に理由がなければ、
       ハイグロクロンと同数の接続ケーブルは必要なく、
       接続ケーブルは1本あれば十分です。

     

               ※ サーバ監視システムにご利用の場合は同数必要です。

     

     

     

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    9. ハイグロクロン1個とUSB接続ケーブル1本さえあれば、温湿度計測はできるのですか?

      計測ポイントが1箇所であれば、基本的には、他に特別必要なものはございません。
      専用ソフトのRhManagerは、フリーソフトですので、無償でダウンロードが可能です。

      ただし、この製品を利用するにあたって、対応するWindowsのOSがインストールされた
      パソコンが少なくとも1台は別途必要です。 また、USBポートのないパソコンにはご利用いただけません。

      また、お客様の目的とされる計測によっては、両面テープやマジックペンあるいは網袋などや、別売品の専用ホルダー
      が必要になることもございますが、その種の必要備品は、お客様でご判断ください。

     

        (注記) 上記は、ハイグロクロンで温度湿度を計測する場合の
             必要最小限の機材について述べさせていただいております。
             つまり、特殊な用途も含めあらゆる目的の計測が可能という説明ではありません。
             ハイグロクロンの製品仕様で不可能な計測、たとえば、
             雨が直接かかるような場所では、計測できません。

     

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    10. 過去に購入したUSB接続ケーブルでも、新しいハイグロクロンに利用できますか?

       可能です。ケーブルが故障していない限り、そのままご利用可能です。

     

     

     

     

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    専用ソフト「RhManager(RHマネジャー)」について



    1. ソフトの入手方法は?

      RhManager(RHマネジャー)は、フリーソフトです。
      次のページから最新版を無料でダウンロードできますので、インストールしてご利用ください。

        ※ 使用期限もなく、更新料なども一切不要です。 

       

        もし、ネットからダウンロードができない場合は、メールでお送りすることも可能ですのでお知らせください。
        もしくは『ソフト入りCD』をお求めください。価格は1500円(税別)です。

     

     



    2. ソフトの英語版や中国語版はありますか?

      中国語版はございませんが、英語版であればございます。 
      英語版は、次のページから無料でダウンロードできますのでご利用ください。

                 
    RhManager英語版ダウンロード

      ダウンロードできない環境の場合は、メール添付でお送りすることは可能です。
      なお、ソフトの取扱説明書(英文)は、ソフトをインストール後にPDFで表示可能です。

       

      ※ 当面、中国版のリリース予定はございませんが、
         ご希望であれば、その中国語版の製作をリクエストしてください。
           ご要望される方が多くなれば、将来的に、その中国語版の製作を検討させていただきます。

     

     

     

     

    3. 複数のパソコンにインストールしてもいいですか?

                当ソフトはフリーソフトです。 台数に限りなく、インストールして、無償でご利用いただけます。
               ソフトは、ダウンロードページより無償でダウンロードすることも可能です。

           ※専用USB接続ケーブルが無くてもインストールは可能です。

               例えば、計測したデータを第三者に見てもらったりするときにも便利です。

      
     

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    4. ソフトを新しいバージョンに更新しても、今使っているハイグロクロンや専用ケーブルはそのまま使用できますか?

      ハイグロクロンやケーブルは、ソフトのバージョンには関係しないので、そのままご利用いただけます。

      また、ハイグロクロンやケーブルは、パソコンのOSにも関係しませんので
      そのOSに対応したソフトのバージョンをインストールするだけでご利用いただけます。

     

     

     

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    5. 購入前にデモ用ソフトで試すことはできますか?

      デモ用ソフトはございませんが、製品のソフトが当ホームページから無料でダウンロードしていただけますので、
      デモデータとあわせてダウンロードし、インストール後にデモデータを開いてご確認下さい。
      

     

     

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    6. 回収したデータを、他のパソコンで見ることはできますか?

      はい。可能です。
      回収時に使用したパソコン以外のパソコンでも
      無償ソフトのRhManagerをインストールしていただければ、
      計測データをそのパソコンに転送することで、同じように見ることができます。

      例えば、計測結果を第三者に見せたいときに、そのようにしていただければ可能ですし、
      また、ハイグロクロンを海外に送って、現地でデータ回収した場合、
      そのデータを日本に転送してもらえば、
      日本で、その回収したデータをご覧いただくことが可能です。
      たとえ、回収したソフトがRhManagerの英語版であっても、
      そのデータは、RhManagerの日本語版でも英語版でもどちらでもご覧いただけます。
      


     

     

     

     

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    7. データをExcelに移せますか?

      パソコンにMicrosoft社のエクセル(Excel 2010/2013/2016/2019)がインストールされていれば、
      Excel形式で保存できます。 

         ご購入前に、事前確認されたい場合は、当ホームページから、
      ソフトとデモデータをダウンロード し、インストール後にデモデータを開いて、Excel形式で保存すれば、
      ご覧いただけます。
      

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    8. 計測開始日時をかなり先の日時にすることはできますか?

      はい。 ご希望される任意の日時に計測開始予約の設定が可能です。 
      ただし、条件設定した日から平均月差約3分の時差が生じますので、かなり先の日時に設定することはお勧めいたしません。

      


     

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    9. 購入前にソフトの使用説明書を見ることができますか?

      製品のソフトを当ホームページから無料でダウンロードしていただき、
      ソフトをインストールしていただければ、使用説明書(PDFファイル)を表示させることができます。
      また、使用説明書のみでよろしければ、当ホームページの次のサイトで使用説明書を開くことが
      できます。  


     

     

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    10. 複数の回収したデータを一つのグラフ上に表示できますか?

      その複数のデータをソフト上で、同時に表示させた後に、
      メニューバーの[ファイル] → [Excelファイルで同一グラフ上に表示]を選択すれば、
      表示されたデータが結合されて、一つのExcelファイルとして変換されます。

        ※ ご注意: Microsoft社のExcelをインストールしていないパソコンではご利用いただけません。
                              また、データの組合せにより、結合させることができない場合があります。

     

     

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    11. 計測後のデータ回収時に、湿度の自動補正を行うかどうかを選択する画面でます。どちらを選択したらいいですか?

      ハイグロクロンの湿度センサは、静電容量式です。一般的に、静電容量式の湿度センサは、
      ヒステリシスと呼ばれる現象により、高い湿度が続くと、値が徐々にずれるという欠点が知られています。
      また、温度の影響を受けて、湿度の値がブレることもあります。
      それをカバーするため、データ回収時に湿度の自動補正を選択して回収していただくと、
      ソフト上でSaturation Drift Compensationという補正を行なって、できるだけ正値に近づけて表示することができます。
      ですので、データ回収時には、通常は、自動補正を選んで回収してください。

     

     

     

     

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  12. 別ソフトのThermoManager(サーモマネジャー)を代わりに使えますか?

     ThermoManagerは、別のボタン電池型温度ロガー用です。
     ハイグロクロンでは、ご利用いただけません。

 

 

 

 

 

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購入後によくあるお問い合わせ 

 

1. 再設定をしても、累積計測数がリセットされません。どうしてですか

  温湿度ロガー『ハイグロクロン』は、一度に最大4096(高分解能モードの場合は2048)の計測数を記録しておくことができ、
  計測終了後に再設定し直せば、そのデータは消去(リセット)されて、
  新たに最大4096(高分解能モードの場合は2048)のデータを記録できるようになっています。 
  お尋ねの累積計測数は、そのように繰り返し使用した場合の延べ計測数ですので、
  再設定しても、リセットさせることはありません。
  なお、ハイグロクロンは、
  普通モードでご利用の場合、累積計測数が40万を超えると使えなくなる可能性がありますので、
  累積計測数が40万を超えた場合は、新しいハイグロクロンとお取替えください。
  高分解能モードを使用した場合では、累積計測数が8万を超えると使用できなくなる可能性があります。
  そのため、累積計測数の表示を、製品寿命の目安として、ご利用ください。
  ただし、製品寿命は、累積計測数とは別に、内蔵電池寿命の影響を受けますのでは、別項もご参照ください。

 

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2. 購入して、まだ未使用なのに累積計測数が0(ゼロ)でないのは、どうしてですか?

  温湿度データロガー『ハイグロクロン』は、製造後に、仕様どおりの測定確度であることを検査しております。
  その製造後に実施した性能試験のために、ご購入時には既に数千〜数万ほど計測
  しています。 そのテストに使われた計測数が、未使用時でも、その累積計測数に表示されています。

  なお、その製造時に実施した計測数は、製品寿命に影響しない数値のため、
  この未使用時の累積計測数を、当製品の仕様である『使用可能な最大累積計測数』から
  切り離していただく必要があります。 そのため、
  購入時(未使用時)に、ソフト上で、累積計測数が、例えば、20,000回と表示されていた場合、
  普通モードでの『使用可能な最大累積計測数』が400,000回以上ですので、
  ソフト上で、累積計測数が420,000回(400,000回+20,000回)を越えるようになった段階で、
  その『ハイグロクロン』は、ご利用しないようにしてください。

 

 

 

 



3. 購入したソフトより新しいバージョンがこのホームページに出ていますが、無償でダウンロードできますか?

  はい、無償でダウンロードしていただけます。 インストールしているソフトよりもバージョンが、新しくなっていれば、
  できるだけダウンロードして、更新して下さい。

     ※ バージョンの確認は、メニューバーにある<ヘルプ>の「バージョン情報」をご確認ください。

  新しいバージョンをインストールする時は、旧バージョンをいったんアンインストールしてから
  インストールして下さい。
  なお、最新バージョンのご案内は、ご購入後弊社よりご案内することはありませんので、
  定期的にご確認いただけますようお願いします。

 

 

 

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4. 専用ケーブルをパソコンのUSBポートに接続しても、【専用ケーブル未装着】の表示のまま変わらず、専用ケーブルが認識されません。

   専用ケーブルにハイグロクロンを取り付けていない状態で、そのようになるということは、以下のことが考えられます。

 

        ・専用ソフトのネットからのダウンロードに失敗している。(セキュリティにより、不完全にダウンロードされた可能性があります。)
        ・専用ソフトのインストールに失敗している。(セキュリティにより、ソフトのインストールが不完全に完了した可能性があります。)
        ・USBポートが情報漏洩対策ソフト等で制限がかかっている。(パソコンのシステム管理者にご相談ください。)
        ・使用しているWindowsが仮想PC(仮想マシン)など、通常のWindowsのOSではない。
        ・USBポートに不具合がある。(別のUSBポートで試してみてください。)
        ・USBハブを介してパソコンに接続している。(一部のUSBハブではご利用できない場合があります。)
        ・専用ケーブルに不具合がある。

 

 

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5. ハイグロクロンをパソコンに接続すると、【ロガー未装着】 の表示が、【専用ケーブル未装着】 に変わり、使用することができません。

    ハイグロクロンを、逆向きにケーブルの差込口に取り付けると、そのような表示になります。
    差し込む面を変えて、ケーブルに差し込み直してみてください

        その差し込む向きを間違えていない場合は、
        その原因は、ハイグロクロンの故障もしくは製品寿命によるものと考えられます。
        ただし、下のイラスト図のように、当製品には、表面に溝(隙間)があり、その溝に伝導性のあるごみ(例えば鉄粉)
        が挟まっている場合でもそのような症状が出る場合があります。

       

              

 

 

 

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6. ハイグロクロンをパソコンに接続すると、【非対応ロガーが装着】とか【非対応デバイスが装着】と表示されて、設定することができません。


   ハイグロクロン用のソフト「RhManager(RHマネジャー)」ではなく、
   別ソフトの「ThermoManager(サーモマネジャー)」をお使いではありませんか?

   ハイグロクロンには、専用ソフト「RhManager」をお使いください。
   弊社ホームページのダウンロードのページから、無償でダウンロードできます。

        ※「ThermoManager」は、サーモクロンGタイプ専用のソフトです。

 

 

 

 

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7. ハイグロクロンをパソコンに接続すると、【ロガーの内部異常】と表示されて、使用できません。

  
    ハイグロクロンの内部に異常があります。
    内部の集積回路が異常をきたした場合や、あるいは、製品寿命となった場合に表示されます。

    いったん、そのような状態になると、修理することも、電池交換をすることもできません。
    また、内部に蓄積された記録データも同時に消失しますので、復旧させることはできません。

 

 

 

 

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8. ハイグロクロンをパソコンに接続しても、【ロガー未装着】 の表示のまま変わらず、全く反応しません。

      専用ケーブルが緩んでいることが原因かもしれません。まず、
      専用ケーブルのUSB接続部分(青色部分)と黒色のケーブルの部分が、簡単に脱着できるようになっていますので
      いったん取り外し、そして、しっかりと元の状態に繋げてみてください。

      それでも、【ロガー未装着】の表示のまま変わらないようであれば、次の理由が考えられます。

         ・ハイグロクロンが寿命である。
         ・ハイグロクロンの内蔵電池が故障でショートしている。
         ・ハイグロクロンの内部ICが故障で異常をきたしている。
         ・ハイグロクロンの表面が汚れていて、接触不良の状態である。
         ・専用ケーブルの取付口に接触不良がある。

 

 

 

 

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9. 最大累積計測数の40万を超えても、まだ正常に使えています。40万を超えると使えなくなるのではないのですか?

  延べ計測数が40万になった途端に、ぴったりと使えなくなるわけではありません。
  しかし、その延べ計測数が40万を超えると、いつ止まってもおかしくない状態です。 
  貴重なデータを取られるのであれば、もう、そのハイグロクロンはご使用になられないほうが賢明です。

    ※ ご注意 : ご使用状態によっては、延べ計測数(累積計測数)が40万未満でも
             止まってしまう場合がございます。

 

 

 

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10. 専用ホルダーも購入したのですが、きつくて
   ハイグロクロンに取り付けできません。寸法が違うのでは?

  ホルダーを温めて柔らかい状態にしてからでないと、簡単には取り付けはできません。
  けっして工具等の機械的な力で装着させないでください。 ハイグロクロンが凹んで故障します。
  専用ホルダーを取り付けるには、
  専用ホルダー購入時の包装袋に記載された説明書きをご覧ください。

  その説明書きに記載のとおり、取り付ける前に、ホルダーのみを30秒ほど沸騰したお湯で温めた状態で、ハイグロクロンを差し込んでください。
  あるいは、その熱湯(100℃)の代わりに、電子レンジ500W20秒で、ホルダーのみを熱くしてから、
  ハイグロクロンに取り付けることも可能です。(決してハイグロクロンを電子レンジの中に入れないでください。)

  なお、ホルダーを温めた直後に取り付けるようにしてください。
  すぐに取り付けないと、ホルダーが元の硬さに戻って取り付けにくくなります。
  また、取り付ける向きにもご注意下さい。向きが逆の場合、取り付けることはできません。
  下記イラストを参考に取り付けてください。

          

 

 

 

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11. ハイグロクロンから温度データを回収しようとすると、【不正な浮動小数点数演算命令】の表示が出て、データを読み込むことができません。

   そのエラーメッセージが出る原因は、次の2つのことが考えられます。

     (1) 記録したデータの中に異常値が含まれている。
     (2) 製品自体が故障もしくは寿命である。

   前者の(1)が原因であれば、ソフト(RhManager)のバージョンを最新版に更新していただければ、データを回収できるかもしれません。

   ソフトを最新版に更新しても、データが読み込めない場合は、ハイグロクロンが、故障しているか、もしくは、寿命の可能性があります。

 

 

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12. 回収して保存したデータ(拡張子が.rhm)が、別のパソコンでは開けません。 なぜですか?

  
  それぞれのパソコンに入っている専用ソフトの「RhManager(RHマネジャー)」のバージョンが異なると、開けない場合があります。

  「RhManager」のあるバージョンで、データを保存したファイル(拡張子がrhm)は、
  それよりも古いバージョンの「RhManager」では、開かない場合があります。
  その場合は、古いバージョンの入ったパソコンに、最新のバージョンをインストール
  すれば、開いて見ることが可能となります。 「RhManager(RHマネジャー)」の最新版は、
  弊社ホームページのダウンロードのページから、無償でダウンロード可能です。

  
  注記: 古いバージョンの「RhManager」で保存したファイル(拡張子がrhm)は、そのバージョンより新しい「RhManager」であれば、
       バージョンが異なっていても、開いて見ることは可能です。

 

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13. 購入直後や、実際に使用する前に、正常に動作するかを確認したいと思います。
   動作確認として何をしたらいいですか?

  例えば、試運転として、1時間程度、ハイグロクロンを机の上に置いて
  計測させてみてはいかがでしょうか?
  正常であれば、その1時間後に、温湿度データが異常なく回収できるはずです。

  もし、測定確度の確認もされたいのであれば、
  別の正確な温湿度計と並べて、1時間ほど計測させて、比較するようにしてください。

      ≪注記≫ 比較するときは、直射日光の当たらない場所で
           比較する温度計とは全く同条件でハイグロクロンを計測するようにしてください。
           必ず、ハイグロクロンは、比較する温度計をひっつけるように隣り合わせに設置して下さい。

     

  もっと厳密な精度確認をされたいのであれば、
  恒温恒湿槽(環境試験器)の中に、ハイグロクロンを30分間入れて、その精度をご確認ください。

          

 

 

 

14. 長年使用しているので、そろそろ校正したいのですが....

  ハイグロクロンの製品寿命は、ご購入後約3年程度です。(ただし、その製品寿命は使用条件によって異なります
  もし、ご購入後3年してから、費用をかけて校正をされても、すぐにご利用できなくなる可能性があります。
  それでもよいということであれば、お近くの温度湿度の比較校正(標準器等との器差試験)のできる検査機関に、直接ご依頼ください。
  もし、そのような温湿度校正ができる検査会社をご存知なければ、
  たとえば、(株)レックスの校正サービスでも温湿度の校正を行っているようですので、お問い合わせされてみてはいかがでしょうか?

  弊社に校正をご依頼いただいても結構ですが、
  弊社の場合、外部の検査機関(JQA 財団法人日本品質保証機構 中部試験センター)にJCSS校正を依頼します。

  その場合の検査費や証明書代は、その外部の検査機関(JQA )にかかる費用に、弊社が仲介費用としてかなり上乗せするため、

  ハイグロクロン1個につき、約9万円もかかり、その検査にかかる日数はおおよそ4週間もかかってしまします。

  (※お客様が直接検査機関にご依頼されたら、そのような割高な費用や日数はかかりません。)

    注記: 上記の校正は、比較校正であり、誤差の補正までするような校正ではありません。
               ハイグロクロンは、測定確度の補正(微調整)ができません。

      

 

 

 

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15. ソフトのRhManagerを起動すると「モジュール'RhManager.exe'の・・・読み取り違反がおきました。」
   のエラー表示が出てソフトが使用できません。

      まずは、ソフトのRhMamagerを最新版にインストールしなおして解決しないかをご確認ください。

      それでも解決しないようであれば、ウイルス対策ソフトを一時無効にして、
      RhManagerを再度実行してみてください。

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16. 解除番号を忘れた場合は、どうしたらいいですか?

      解除番号は、ご購入時に、下の写真のように、解除番号が印字されたシールが専用USB接続ケーブルに貼られています。

            

      そのシールが剥がれていて、番号を控えることもしていなかったということであれば、残念ながらご利用いただけません。
      なお、解除番号を無償で再発行することはいたしておりません。

 

 

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その他

 

1. 製品購入時に検査成績書、校正証明書 や トレーサビリティ証明書が付いているのですか?

  ハイグロクロンは、製造時に、仕様どおりの測定確度であることを全品で検査しています。
  温度の校正は、-10℃、+25℃、+60℃ の3点でを行い、
  製品仕様どおりの温度確度であることを確認しています。

  湿度の校正は、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)とトレースの取れた環境試験器で2回実施しております。
  最初に、温度25℃で、相対湿度20%RH, 40%RH, 60%RH, 90%RHの4校正ポイントで試験をし、
  その後に、温度25℃で、相対湿度25%RH, 30%RH, 50%RH, 70%RH, 80%RHの5校正ポイントで試験しいます。

  しかし、ご購入時に、その試験成績書等はお付けしておりません。
  たとえ、ご要求いただいてもその検査データを社外には発行することはいたしておりません。

  どうしても校正証明書が必要な場合は、商品をご購入後、お客様ご自身が直接、 
  温度と湿度の校正のできる検査機関にご依頼ください。
 

  もし、そのような校正ができる検査会社をご存知なければ、
  たとえば、
  (株)レックスの校正サービスにご依頼されてはいかがでしょうか?
  比較的リーズナブルな校正費用で、校正証明書を発行してもらえるようです。
 

  なお、もしも、
  一般的な検査会社の校正費用よりも、
  割高(約4倍以上の費用)になってもいいということでしたら、
  弊社に、校正証明書付きで商品をご注文ください。
  1個につき約9万円の追加費用で、
  外部の検査機関に、校正に出して、
  JCSS標章の入った校正証明書をお付けいたします。
  その検査にかかる日数はおおよそ4週間です。
 

 

 


 

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2. 輸出貿易管理令の非該当証明書(該非判定書)は発行できますか?

 弊社では、ハイグロクロン温湿度ロガーは、輸出貿易管理令別表第一に該当する戦略物資ではないと判断しております。
 また、別表第二についても、対比すべき外為法上の項目がないため、これも該当しないと判断をしております。

 ただ、弊社では『非該当証明書』は発行しておりません。
 この該非判定につきましては、申し訳ございませんが、お客様サイドで該当するか否か
 を確認していただくようにお願いしております。

 ただし、下記の非該当見解書でよろしければ、ご利用ください。

                                       見解書(PDF)


      ※お客様ご自身が該非判定をされる場合のための補足:
               ハイグロクロンに内蔵のICは、省令第6条第一号ハ〜ヲ以外の「汎用集積回路」です。
              このICは、耐放射線の設計はされていません。(全吸収線量、吸収線量率、中性子束の各値は、該当値未満です)。

                このICの主材料の元素名は、Siです。

 

 


 

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3. EAR判定書を発行できますか?

 それは、米国輸出管理法の再輸出規制(EAR)に
 適用外の製品であることを判定する書類のことを指しているのかと思いますが、

 この製品は、その判定する必要はありません。
 判定をしなくても、この製品は米国商務省の輸出規制の対象品目となっております。
 ただし、規制品目リスト(CCL)に載っていないEAR対象品目のため、EAR99というカテゴリーに分類されます。
 そのため、禁輸国(現在、現在、キューバ、イラン、スーダン、北朝鮮およびシリアの5カ国)に対して輸出または再輸出することが禁止されています。

 ただし、どうしても文書として必要ということであれば、次のEAR判定(PDF)を印刷してご利用ください。

 

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4. 内蔵電池のリチウム含有量は?

 ハイグロクロンに内蔵されているのは、
 リチウム金属電池(Panasonic社の型番BR1225A)です。

 その電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量は0.01gです。

 このご質問は、おそらく、航空会社や船舶会社等から、危険物確認のために
 尋ねられているのかと思いますが、

 航空輸送される場合であれば、
 以下のことを、その航空会社などにお伝えいただければ、危険物でないことをお示しいただけると存じます。

   (1) 内蔵されている電池は、ボタン電池(Panasonic製 コイン形リチウム電池 型番BR1225A)であること。
    (2) 機器(ハイグロクロン)に内蔵されている電池の数が1個であること。
   (3) 内蔵電池は、ボタン型電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (4) 内蔵電池は、リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。

   (5) 内蔵電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (6) 内蔵電池は、国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の各試験要件に適合していること。
   (7) この電池は、機器(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。
   (8) 内蔵電池は、IATA危険物規則の包装基準PI970 SectionUに該当すること。(Section I ではありません)

 

      ※ 旅客機での輸送をお考えの場合は、別項もご参照ください。
        海上輸送の場合は、別項をご参照ください。

 

 もし、それでも、内蔵電池(Panasonic社の型番BR1225A)のSDS(製品安全データシート)がどうしても必要な場合は、
 Panasonic社のBR1225Aのページにある[製品安全データシート (BRコイン) ]クリックしてご入手ください。

 また、内蔵電池の「UN manual of tests and criteria, Part III, sub-section 38.3」の試験結果要約(テストサマリー)を航空会社等から要求された場合は、
 Panasonic社のダウンロードサイトで、電池の品番のBR1225Aを指定してご入手ください。

 

 なお、上記のように、包装基準がPI970 SectionUの場合は

  @ リチウム電池輸送書類の添付、
  A リチウム電池取扱いラベルの貼付け、
  B 航空貨物運送状(AirWaybill)に「Lithium metal batteries in compliance with Section U of PI970」の記載

  が、IATAの危険物規則で義務づけられています
が、

 しかし この製品には、コイン電池(ボタン電池)が1個だけしか入っていないため、
 上記@とAの、そのような危険物申告やラベル貼付けは必要はありません。
 上記Bに関しても、航空貨物運送状(AirWaybill)に、そのような記載はしないでください。

     ※電池の種類がボタン電池で、それが1個しか入っていない製品は、そもそもIATAの規則上は、危険物扱いにはならないはずです。

 

 

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5. 内蔵されているリチウム電池のワット時定格量/消費電力量(Wh)が知りたい。

 このご質問は、おそらく、航空会社や船舶会社等から、内蔵電池の危険物確認のために
 尋ねられているのかと思いますが、 それは、誤解をされています。

 ワット時定格量(Wh)を確認する必要があるのは、リチウムイオン電池の場合だけです。

 ハイグロクロンに内蔵されているのは、リチウムイオン電池ではありません。
 内蔵されているのは、リチウム金属電池(Panasonic社の型番BR1225A)です。
 

 ですので、
 航空輸送される場合で、電池のことを尋ねられているのであれば、次のことをお伝えください。

   (1) 内蔵されている電池は、ボタン電池(Panasonic製 コイン形リチウム電池 型番BR1225A)であること。
    (2) 機器(ハイグロクロン)に内蔵されている電池の数が1個であること。
   (3) 内蔵電池は、ボタン型電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (4) 内蔵電池は、リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。

   (5) 内蔵電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (6) 内蔵電池は、国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の各試験要件に適合していること。
   (7) この電池は、機器(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。
   (8) 内蔵電池は、IATA危険物規則の包装基準PI970 SectionUに該当すること。(Section I ではありません)

      ※ 旅客機での輸送をお考えの場合は、別項もご参照ください。
        海上輸送の場合は、別項をご参照ください。

 

 もし、それでも、内蔵電池(Panasonic社の型番BR1225A)のSDS(製品安全データシート)がどうしても必要な場合は、
 Panasonic社のBR1225Aのページにある[製品安全データシート (BRコイン) ]クリックしてご入手ください。

 また、内蔵電池の「UN manual of tests and criteria, Part III, sub-section 38.3」の試験結果要約(テストサマリー)を航空会社等から要求された場合は、
 Panasonic社のダウンロードサイトで、電池の品番のBR1225Aを指定してご入手ください。

 

 なお、上記のように、包装基準がPI970 SectionUの場合は

  @ リチウム電池輸送書類の添付、
  A リチウム電池取扱いラベルの貼付け、
  B 航空貨物運送状(AirWaybill)に「Lithium metal batteries in compliance with Section U of PI970」の記載

  が、IATAの危険物規則で義務づけられています
が、

 しかし この製品には、コイン電池(ボタン電池)が1個だけしか入っていないため、
 上記@とAの、そのような危険物申告やラベル貼付けは必要はありません。
 上記Bに関しても、航空貨物運送状(AirWaybill)に、そのような記載はしないでください。

     ※電池の種類がボタン電池で、それが1個しか入っていない製品は、そもそもIATAの規則上は、危険物扱いにはならないはずです。

 

 

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6. SDSはありますか? 海外へ送るのに必要です。

 ハイグロクロン自体のSDS(安全データシート)はございません。

 このご質問は、おそらく、ハイグロクロンのMSDSについてではなく、ハイグロクロンの中にある内蔵電池の危険物確認のために
 航空会社等から、要求されているものかと思いますが、 
 そうであれば、

 ハイグロクロンに内蔵されている電池(Panasonic社の型番BR1225A)は、
 以下のようになっていることをお伝えください。

   (1) 内蔵されている電池は、ボタン電池(Panasonic製 コイン形リチウム電池 型番BR1225A)であること。
    (2) 機器(ハイグロクロン)に内蔵されている電池の数が1個であること。
   (3) 内蔵電池は、ボタン型電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (4) 内蔵電池は、リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。

   (5) 内蔵電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (6) 内蔵電池は、国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の各試験要件に適合していること。
   (7) この電池は、機器(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。
   (8) 内蔵電池は、IATA危険物規則の包装基準PI970 SectionUに該当すること。(Section I ではありません)

      ※ 旅客機での輸送をお考えの場合は、別項もご参照ください。
        海上輸送の場合は、別項をご参照ください。

 

 もし、それでも、内蔵電池(Panasonic社の型番BR1225A)のSDS(製品安全データシート)がどうしても必要な場合は、
 Panasonic社のBR1225Aのページにある[製品安全データシート (BRコイン) ]クリックしてご入手ください。

 また、内蔵電池の「UN manual of tests and criteria, Part III, sub-section 38.3」の試験結果要約(テストサマリー)を航空会社等から要求された場合は、
 Panasonic社のダウンロードサイトで、電池の品番のBR1225Aを指定してご入手ください。

 

 

 なお、上記のように、包装基準がPI970 SectionUの場合は

  @ リチウム電池輸送書類の添付、
  A リチウム電池取扱いラベルの貼付け、
  B 航空貨物運送状(AirWaybill)に「Lithium metal batteries in compliance with Section U of PI970」の記載

  が、IATAの危険物規則で義務づけられています
が、

 しかし この製品には、コイン電池(ボタン電池)が1個だけしか入っていないため、
 上記@とAの、そのような危険物申告やラベル貼付けは必要はありません。
 上記Bに関しても、航空貨物運送状(AirWaybill)に、そのような記載はしないでください。

     ※電池の種類がボタン電池で、それが1個しか入っていない製品は、そもそもIATAの規則上は、危険物扱いにはならないはずです。

 

    <<ご注意>>ハイグロクロンが「ボタン電池」の形状に似ているからといって、  
          航空会社に、ハイグロクロンのことを「ボタン電池」であると誤って申告すると、航空機への搭載を拒否される場合があります。
          ハイグロクロンの中にはボタン電池は入っていますが、ハイグロクロンはボタン電池ではありません。

 

 

 

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7. 1.2mの落下試験の合格証明書はありますか?

 このご質問は、
 おそらく、航空会社や船舶会社等から、危険物確認のために

 尋ねられているのかと思いますが、 
 そうであれば、それは少し誤解をされていると思います。

 IATA危険物規則および国際海上危険物規則で、その落下試験を要求しているのは、
 リチウム金属電池のみ(包装基準968) や、機器と同梱されるリチウム金属電池(包装基準969)を輸送する場合に限っています。

 既に機器(ハイグロクロン)に装着されているチウム金属電池(包装基準PI970)は、
 IATA危険物規則および国際海上危険物規則でも

 そのような落下試験を要求していません。
 理由は、リチウム金属電池自体の外装容器と機器(この場合ハイグロクロン)が、
 二重の壁となっているので、落下しても、発火する可能性がないからです。

 ですので、
 航空輸送されるのであれば、危険物確認としては、次のことを航空会社にお伝えください。

   (1) 内蔵されている電池は、Panasonic社の型番BR1225であること。
    (2) リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。
   (3) 電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (4) 国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の各試験要件に適合していること。
   (5) ボタン型単電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (6) この電池は機器(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。

   (7) IATA危険物規則の包装基準PI970 SectionUに該当すること。(Section I ではありません)
   (8) 機器に内蔵されている電池の数が1個であること。

      ※ 旅客機での輸送をお考えの場合は、別項もご参照ください。
        海上輸送の場合は、別項をご参照ください。

 

 

 もし、それでも、内蔵電池(Panasonic社の型番BR1225A)のSDS(製品安全データシート)がどうしても必要な場合は、
 Panasonic社のBR1225Aのページにある[製品安全データシート (BRコイン) ]クリックしてご入手ください。

 また、内蔵電池の「UN manual of tests and criteria, Part III, sub-section 38.3」の試験結果要約(テストサマリー)を航空会社等から要求された場合は、
 Panasonic社のダウンロードサイトで、電池の品番のBR1225Aを指定してご入手ください。

 

 

 

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8. 国連試験基準マニュアルUN38.3のテストの試験結果要約(テストサマリー)はありますか?

 このご質問は、おそらく、航空会社や船舶会社等から、危険物確認のために求められているのかと思いますが、
 求めているのは、ハイグロクロンのテストサマリーではなく、ハイグロクロンに使用されているリチウム電池のテストサマリーです。

 ハイグロクロンは、ボタン電池の形状に似ているため、電池そのものと思われている方がいらっしゃいますが、
 ハイグロクロンは、ボタン電池ではございませんのでご注意ください。 

 この内蔵されている電池(Panasonic社の型番BR1225A)の
 「UN manual of tests and criteria, Part III, sub-section 38.3」
 の試験結果要約(テストサマリー)がご入用であれば、
 Panasonic社のダウンロードサイトで、電池の品番のBR1225Aを指定してご入手ください。
 

 なお、航空会社もしくは輸送会社に、危険物にあたらないことを確認していただくために、次のことをお伝えください。

   (1) 内蔵されている電池は、Panasonic社の型番BR1225Aであること。
    (2) リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。
   (3) 電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (4) 国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の各試験要件に適合していること。
   (5) ボタン型単電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (6) この電池は機器(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。

   (7) IATA危険物規則の包装基準PI970 SectionUに該当すること。 (Section I ではありません)
   (8) 機器に内蔵されている電池の数が1個であること。

      ※ 旅客機での輸送をお考えの場合は、別項もご参照ください。
        海上輸送の場合は、別項をご参照ください。

 

 なお、上記のように、包装基準がPI970 SectionUの場合は

  @ リチウム電池輸送書類の添付、
  A リチウム電池取扱いラベルの貼付け、
  B 航空貨物運送状(AirWaybill)に「Lithium metal batteries in compliance with Section U of PI970」の記載

  が、IATAの危険物規則で義務づけられています
が、

 しかし この製品には、コイン電池(ボタン電池)が1個だけしか入っていないため、
 上記@とAの、そのような危険物申告やラベル貼付けは必要はありません。
 上記Bに関しても、航空貨物運送状(AirWaybill)に、そのような記載はしないでください。

     ※電池の種類がボタン電池で、それが1個しか入っていない製品は、そもそもIATAの規則上は、危険物扱いにはならないはずです。

 

    <<ご注意>>ハイグロクロンが「ボタン電池」の形状に似ているからといって、  
          航空会社に、ハイグロクロンのことを「ボタン電池」そのものであると誤って申告すると、航空機への搭載を拒否される場合があります。
          ハイグロクロンの中にはボタン電池は入っていますが、ハイグロクロンはボタン電池ではありません。

 

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9. ハイグロクロンを海外に送るのに、旅客機で輸送しても問題ありませんか?

 可能です。

 ハイグロクロンは、リチウム金属電池を内蔵しているので、
 そのようなご懸念をもたれているのかと思います。
 確かに、IATA(国際航空運送協会)が2015年1月1日発効した危険物規則書56版では、
 乗客を乗せる旅客機には、リチウム金属電池の航空輸送を禁止しています。   
 しかし、それはあくまでも、「リチウム金属電池」そのものを輸送する場合に限って禁止したものであり、
 「リチウム金属電池を内蔵した電子機器」までは禁止していません。   
 つまり、ハイグロクロンは、「リチウム金属電池」そのものではなく、
 「リチウム金属電池を内蔵した電子機器」に該当しますので、旅客機での輸送は可能です。 

 ですので、当製品が「ボタン電池」の形状に似ているからといって、
 航空会社に、当製品のことを「ボタン電池」であると、誤って申告しないようにしてください。
 電池そのものと見なされて、許可されませんのでご注意ください。

 ちなみに、その内蔵されている電池は、Panasonic社の型番BR1225Aです。
 もし、航空会社より、その電池について尋ねられた場合は、次のことをお伝えください。

   (1) リチウム金属電池であり、リチウムイオン電池ではないこと。
   (2) 電池の重量は0.8gで、そのリチウム金属の含有量が0.01gであること。
   (3) 国連試験基準マニュアル(UN Manual of Tests and Criteria, Part V,sub-section 38.3)の
     各試験要件に適合していること。
   (4) ボタン型単電池(セル)であり、組電池(バッテリー)ではないこと。
   (5) この電池は機器(ハイグロクロン)に組み込まれており、国連番号が、UN3090ではなく、UN3091であること。

   (6) IATA危険物規則の包装基準PI970 SectionUに該当すること。 (Section I ではありません)

   (7) 機器に内蔵されている電池の数が1個であること。

    《ご注意》 誤って、「電池は機器と同梱している」と申告すると、 許可されません。
           必ず、「電池は機器に内蔵している」と申告してください。

 

 なお、上記のように、包装基準がPI970 SectionUの場合は

  @ リチウム電池輸送書類の添付、
  A リチウム電池取扱いラベルの貼付け、
  B 航空貨物運送状(AirWaybill)に「Lithium metal batteries in compliance with Section U of PI970」の記載

  が、IATAの危険物規則で義務づけられています
が、

 しかし この製品には、コイン電池(ボタン電池)が1個だけしか入っていないため、
 上記@とAの、そのような危険物申告やラベル貼付けは必要はありません。
 上記Bに関しても、航空貨物運送状(AirWaybill)に、そのような記載はしないでください。

     ※電池の種類がボタン電池で、それが1個しか入っていない製品は、そもそもIATAの規則上は、危険物扱いにはならないはずです。

 

      ※ 海上輸送の場合は、別項をご参照ください。

 

 

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10. ハイグロクロンは、EUの「RoHS指令」に準拠した製品ですか?

 はい。 現在販売しているハイグロクロンは、EU(欧州連合)のRohs指令準拠品となっています。

 改正Rohs指令(2015/863/EU)では、鉛(Pb)、水銀(Hg)、カドミウム(Cd)、六価クロム(Cr6+)、ポリ臭化ビフェニール(PBB)、
 ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)およびフタル酸エステル類(DEHP、BBP、DBP、DIBP)の10物質の使用を制限しています。

 ハイグロクロンには、その10物質のうちの鉛が含まれています。 
 しかし、その鉛は、除外項目7(a)の高融点はんだ及び除外項目15の製品内部のICパッケージ(フリップチップ)に含まれているものであり、
 現在、その用途で鉛を使用することは、EUのRohs指令の適用除外用途として例外的に認められています。
 そのため、本製品はRohs指令準拠品となっています。

 

 

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11. ソフトの更新情報やキャンペーン情報などをメール等で定期的に送ってもらえませんか?

  あいにく、弊社では、メールや郵便等で、そのようなご案内はいたしておりません。
  たとえ、今まで何度もご購入いただいたお客様でも、メルマガなどで送信することもいたしません。
  誠に恐れ入りますが、ソフトの更新情報については、弊社のホームページを、定期的にご確認くいただけますようお願いします。

  ちなみに、弊社では、何等かの販売キャンペーン等はいたしておりません。

 

 

 

 

 

 

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12. ハイグロクロンの原産国はどこですか? 輸出書類に記載が必要です。

 最終組み立て地はフィリピンですので、原産国(Country of Origin)はフィリピンと表記してください。

 

 

 

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13. 製品保証はどのようになっていますか?

  万が一、ご購入いただいた製品に、不具合等の初期不良が生じた場合、
  すぐにご連絡いただければ、新しい製品と交換いたします。
  但し、本製品の使用、または、使用不能による直接及び間接的な損害や損失についての責任は
  一切負わないものとさせていただきます。

  なお、製品機能上問題とならない、製品表面上の軽微な傷や小さな窪みあるいは汚れは、
  不具合品や不良品ではなく、良品とさせていただきます。

      《ご注意》
       次のような場合は、保証の対象とはなりません。
       ・ 不具合等の故障を発見後、すぐにご連絡いただかなかった場合
       ・ ご使用者の誤った取扱いにより故障した場合
       ・ 保管上の不備によるもの、およびご使用者の責に帰すと認められる故障の場合
       ・ ご利用されていた状況等を詳細にご説明いただけなかった場合
       ・ ご使用者の責がなくても、天災などの不可抗力により故障した場合
       ・ 不適切な加工、改造および分解により故障した場合
       ・ 指定のソフトウエア以外で本製品を操作して故障した場合
       ・ 購入時期がわからないなど、弊社からの購入が証明できない場合
       ・ 第三者から本製品を譲り受けた場合
       ・ 日本国外から補償を要求された場合

 

 

 

 

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14. ハイグロクロンの廃棄処分の方法は?

  不要となった、もしくは、寿命となったハイグロクロンを処分する場合は、
  通常は、金属ごみとしてお取り扱いされていいとは思いますが、
  処分される地域によっては処分方法が異なることもありますので
  各自治体に指示に従ってご対応願います。

  ちなみに、ハイグロクロンの中に、電池1個が内蔵されていますが、
  それは、水銀を一切含んでいないリチウムコイン電池(型式記号はBR)です。
  ですので、有害ごみでもなく、
  リサイクルのために、分解して電池を取り出して、電器店等の回収ボックスに入れる必要もありません。

 

 

 

 

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15. ハイグロクロンは、KNラボラトリーズからでしか購入できないのですか?

  この製品は、
  米国のAnalog Devices社が製造している部品番号DS1923-F5#を、
  KNラボラトリーズがハイグロクロンという商品名で販売しておりました。

  ですので、Analog Devices社やその 販 売 代 理 店 から同製品をお求めいただくことも可能です。

  その販売代理店の中では、Mouser Electronics社 と Digi-Key Electronics社 が 購入しやすいのではないかと思います。

     ≪ご注意≫
      ハイグロクロンという商品名は、KNラボラトリーズのみが使用していた商品名のため、
      メーカーのAnalog Devices社やその販売代理店にお問い合わせされる場合は、
      ハイグロクロンではなくメーカー部品番号DS1923-F5#でご照会ください。

        ≪補 足≫
         Analog Devices社のDS1923-F5#は、ハイグロクロンと全く同一の製品です。
         そのため、ハイグロクロンで使用していた専用USB接続ケーブルや専用ソフトのRhManagerで、
         そのまま同じようにご利用いただけます。

 

 

 

 

 

 

 

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KNラボラトリーズ DS1923-F5#-2020-8 updated